HTTPS と AdSense の広告

Google が SSL を採用したサイトのランクをあげると発表してから、そろそろ一年がたとうとしている。SSL を利用するためには、証明書を購入しなければならないこと、サーバーの設定を変更しなければならないなど敷居が高い。また、現状ではサーバーの負荷もあがる。しかし、発表の最後に

今後、より多くのウェブサイトで HTTPS が使用されることを期待しています。ウェブの安全性をさらに強化しましょう。

と記述があるように、Google は強力に HTTPS 化を進めていくようだ。

さっそく従ってみようと証明書を購入し、HTTPS 化してみたのだが、Internet Explorer でサイトを表示すると、AdSense の広告表示で「セキュリティで保護されているコンテンツのみ表示されまる」と警告が表される
AdSense のヘルプを探してみると、SSL 対応の AdSense 用広告コードがあったので、広告コードを変更してみた。単に、読み込むスクリプトのスキーマを http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js から //pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js にすればよいだけのようだ。

ところが、今度は表示する広告が極端に少ない。ヘルプをよく読むと、

HTTPS 対応サイトでは、広告を含むページ上のすべてのコンテンツが SSL に準拠している必要があります。そのため AdSense では、HTTPS 対応ページに掲載する広告を決めるオークションから、SSL 非準拠の広告を除外します。サイトを HTTPS に対応させることを検討している場合は、オークションから SSL 非準拠の広告が除外されることによって、オークションの競争率が低下し、HTTP ページに広告を掲載する場合よりも収益が低下する可能性があることに注意してください。

と書いてある。簡単に言うと、SSL 非準拠の広告を除外するので広告が減るということだ。

AdSense を利用していないページでは問題ないが、AdSense の広告を出しているページでは収益が減る可能性が高い。AdSense を利用していて全面的に HTTPS に移行しようと考えている方は、ご注意を。


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