パソコン、何が壊れたか

パソコンを使い始めて何年(何十年か)経ったか分からないが、多くのパソコンを使ってきた。先日、ThinkPad T61のファンを交換しながら、「そういえばファンが一番壊れる」と思ったので、今まで使ってきたパソコンを思い出しながら、壊れた箇所をピックアップしてみた。

1位 ファン

ファンには、ケースについているファンもあれば CPU ファンもあるがまとめてファンとした。「壊れた」というのは申し訳ないぐらい使い込んでいて経年劣化と言ってもいい場合もあるが、交換した回数が一番多いのはファンだ。
ファンが壊れると、パソコン内の温度が上がる。パソコン内の温度が上がると、ハードディスクが壊れやすくなり、CPU やメモリーが異常動作する(動作と言っても停止することもあるが)。つまり、ファンが壊れたことによりハードディスクが壊れたり、メモリーが異常動作してシステム全体が壊れているように見えることが多い。フリーズすることが多いパソコンの CPU ファンを取り替えるだけで、見違えるように安定することもある。
最近はファンから異音が聞こえてきたら、とにかく交換するようにしている(できる限り)。

2位 ハードディスク/SSD

ハードディスクや SSD は寿命があるので壊れる前提で使っているが、壊れるとやはり悲しい。システム全体のバックアップをとることはあまりないが、データは2重にバックアップするようにしている。しかし、リアルタイムにバックアップするような高価な装置は用意できないので、バックアップを取得してから壊れるまでの間のデータはロストしてしまうことが多い。
ハードディスクが壊れやすかった状況は、ケースに埃が詰まっていて熱がたまっていた、ハードディスク同士を近づけすぎたなど、放熱が不十分な場合が多い。ハードディスクが壊れる前兆としては、「たまに起動しない」「たまにフリーズする」などがあったが、だいたい急いでいるときなので忘れてしまう。ハードディスクの健康状態をチェックできるS.M.A.R.T.を利用してみたこともあるが、故障するかどうかを判断するのは難しい。
仕方ないで最近は、ある程度年数が経ったら交換するようにしている(そう、もちろんできる限り)。

3位 電源

壊れにくそうに見えるが、電源も何度か壊れた。電源ファンが壊れていて急に起動しなくなったこともあるし、電源が火を噴いたこともある。火を噴いた電源は、普段使っていないパソコンで、通電しっぱなしだったことが問題だったようだ。使わないパソコンのコンセントは、抜いておくようにしている。もちろん、時々電源を入れて正常に動作するか確認する(・・・できる限り)。

4位 メモリー

安いノーブランドのメモリーを使って、オーバークロックしていたときはよく壊れた。動かなくなるだけなら問題ないのだが、異常動作しているのにメモリーの内容をハードディスクに書き込まれ、ハードディスクの内容が飛んでしまって泣きそうになったことも。オーバークロックは楽しい遊びだが、仕事で使うマシンは CPU は定格で、メモリーはメーカー製ものを使うようにしている。

番外編 初期不良

初期不良は何度か経験した。使い始めてすぐに分かる初期不良は問題ないのだが、使い始めてからしばらく経たないと分からない場合もある。一応、購入後は一通りの機能を試してみることにしているが、通信販売で購入すると、返品できずに交換するしかない場合もある。初期不良を回避する方法はないので、評判を調べて祈るぐらいしかない。

結局どれぐらい持つのか

初期不良を除くと短いものは1年、長いものは10年使えたパソコンもある。利用している部品(たとえば、マザーボードの基盤で使っている部品)の寿命などにもよるので一概には言えないが、自分が使っていたパソコンの平均寿命は5年ぐらいだ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.