ドコモの携帯電話ネットワークの運用データ利用を停止してみた

2013年9月6日、ドコモが「モバイル空間統計の実用化および携帯電話ネットワークの運用データ利用について」というお知らせを出していたので、確認してみた。「モバイル空間統計」という難しい言葉を使っているので分かりにくいが、簡単に言うと「いつ」「どこに」「どんな人がいるか」ということを、携帯電話の位置データを利用して提供しますということだ。個人情報に当たるので、「誰がいたか」ということは識別できないようにして提供するようだ。以下、モバイル空間統計と携帯電話ネットワークの運用データ利用の停止方法を簡単にまとめてみた。

ドコモが持つデータ

携帯電話は常に基地局と通信しているので、基地局側は自分に接続可能な携帯電話を把握している。基地局の位置は固定なので、携帯電話のだいたいの位置をドコモは把握していることになる(GPS ではないので、おおざっぱな位置になる)。ドコモは契約者情報を持っているので、基地局の位置登録情報と照らし合わせれば「いつ」「どこに」「誰が」いるのかを把握できる。「携帯電話ネットワークの運用データ」というのは、位置登録情報を統計データにして第三者に開示するということのようだ(参考:モバイル空間統計の作成手順)。
なお、携帯電話の位置情報は、緊急通報位置通知が義務づけられているほか、警察の要求に応じて開示されることがあるようだ(あなたがどこにいるか、警察はいつでも把握できる~携帯電話位置登録情報を検証令状で取得)。もっとも、位置情報を利用できることは悪いことばかりではないが・・・

提供されるデータ

「モバイル空間統計」で提供されるデータは、個人情報は含まれず個人を特定できないとしている。提供されるデータとして、以下の2つの例がお知らせに記載されているので引用する。

  • ○月○日○時台、○○駅周辺の500m四方に、○歳代前半の男性が○千人
  • △月△日△時台、△△市に、××市在住の男性が△百人

携帯電話ネットワークの運用データ利用の停止方法

提供されるデータをみる限り、個人情報が漏洩する心配はないと思うが、自分の位置情報を販売してほしくない、事故により漏洩する可能性が心配ということもあるだろう。実際に、携帯電話ネットワークの運用データ利用の停止してみた。
停止はあっけないほど簡単で、ドコモの携帯電話から局番なしの151にかけて「その他のお問い合わせ」を選んでオペレーターの方に運用データ利用の停止を伝えるだけだ。151にかけると自動応答で1~6までの通常のお問い合わせと、0のその他のお問い合わせがあるが、運用データ利用の停止という選択肢はないので注意が必要だろう。停止時に必要な情報は、以下の通り。

  • 携帯電話番号(運用データ利用を停止したい番号)
  • 契約者名
  • ネットワーク暗証番号

電話で依頼してから、数分後に停止するとのことでした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.